2015年05月16日

基地モニター体験記2


過去記事
航空自衛隊那覇基地モニターになりました
基地モニター体験記
先日2回目となる基地モニター研修がありましたので参加してきましたので記録。
*何枚か写真をUPしていますが許可を得ている場所での撮影で、ブログ掲載も了解をもらっています。

沖縄には米軍基地や、陸・海・空の自衛隊基地と多くの軍事、防衛にかかる基地が点在しています。
特に、米軍普天間基地の辺野古移設に関しては、県知事と政府の意見が真っ向から対立している状況であり、周辺海域で緊張感が高まっている事もありネット上でも議論の広がりを見せていますが、運動を目的に新基地建設を反対をしている人、経済を理由に県内移設を反対をしている人、国防上の理由で賛成している人、経済理由に賛成している人、左翼系市民団体が反対しているから賛成している人と、皆さん様々な考え方をぶつけて盛り上がってますね。

私自身の考え方は「普天間基地は県外・国外移設。辺野古新基地建設反対」派です。

ただ、考え方だけを書いちゃうと「左翼乙」とか「県外から参加のプロ市民ww必死wwすぎww」とか言われちゃうので、基地モニターに応募することにより「公式に航空自衛隊那覇基地司令から委嘱を受けて」航空自衛隊の各基地の任務の説明、装備品の説明を受け「リアルで見聞きした情報」により、普天間が沖縄県外に出て行ったあとの影響を考える要素の一つになればな〜 とかを動機の一つとして応募しました。

んで、今回の研修先は航空自衛隊与座岳分屯地と知念分屯地です。
南西航空混成団に所属する南西航空警戒管制隊の一つが与座岳で、第5高射群が知念って説明だったと思います。
うん、自衛隊の組織はわかりにくくてさっぱりわからん。

要するに、与座岳はレーダーがあって目の役目。知念はペトリオット(パトリオットは間違いとの事)があって盾の役目という事ですね。

では、与座岳分屯基地から

この基地の特徴は通称「ガメラレーダー」と言われている「J/FPS-5レーダーC」です。
すごく大きなレーダーなので、遠くからでも見えますが、近くで撮った写真がコレ。
IMG_2578.JPG
(土台のコンクリ部分だけで6メートル)

ドームの中にレーダーが設置されていて、大きなレーダーが1つ、小さなレーダーが2つの計3面にレーダーが付いています。親ガメラ1、子ガメラ2ですね。レーダーの大小で能力はもちろん違うのですが、詳細は「機密」との事でした。まあ、そうですよね。

このガメラレーダーは日本全国に4機のみであり、沖縄は一番最後に設置され4番目です。
(大湊、佐渡、下甑島、与座岳)

私の勝手なレーダーのイメージだと「電磁波でチョコレートが溶ける」とかの古いレーダーのイメージだったので、これだけ大きなレーダーで周辺地域の電波障害や健康被害が無いのか気になったので質問したところ「総務省基準に照らし合わせても基準の1/1000程度なので問題ないが、やはり近隣住民の方から心配する声があるので基地としても説明やフォローをしている」との事でした。
んで、検索してみると、基地側が作成したレポートを発見。
http://www.mod.go.jp/asdf/yoza/setsumeishiryo/sokutei201302.pdf

んで、住民側や識者の意見がコレ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-203942-storytopic-1.html
私は電波の専門家じゃないのでアレコレ意見することは出来ないので、両方の見解と疑問をのっけておきます。

あとは、レーダーをモニターしている部屋だとか、発電施設とかを見学したのですが、聞いた事をブログに乗っけて良いのか確認しなかったので細かい事は割愛。

次に、知念分屯基地

こちらの基地は与座岳の目が見たものやその他情報を受けて、対応する「盾」が任務です。

つまりコレがあります。
IMG_2598.JPG
(航空自衛隊創設60周年記念塗装が残っていたので記念にパシャり)
日本に飛来するアレやアレを迎撃するためミサイルを飛ばす発射台ですね。

この日はなぜか発射台のみ展示。稼働可能状態では見せてくれないんですね。
(エアーフェスタでは発射管制装置とセットでした)
射程や次弾発射にかかる時間や、常時稼働している台数は「機密」まあ、そうですよね〜

この装置は、PAC3(ペトリオットミサイル)等を発射する際に使用するのですが、先に説明をもらったレーダー(や、その他レーダー)から情報が届いて、発射指示が出たら発射するという流れです。
なので、例の無慈悲な攻撃が好きなアノ方が騒ぎ出すと忙しくなるわけですね。

んで、まったくの余談なのですが、自衛隊の装備品も見ていて思った事。
私の勝手な考え方ですが、こう言った組織は徹底した効率化と合理化がされていると思っているのですが、そういった視点で装備品を見ると。
IMG_2593.JPG

さらに拡大
IMG_2595.JPG

お解りいただけるだろうか?

こう言った滑り止めが施されているのです。
んで、疑問に思って「ボンネットに滑り止めが付いているという事は、ここに立って何かをする前提なんですか?」と質問したところ「整備時に滑りやすい場所なので、労災(公務災害)が発生した場合、人員に影響が出るため、未然に防ぐ様に配慮されている」旨の回答でした。
ちなみに、上の写真のミサイル発射装置の滑りそうな場所にも同様の滑り止めがありました。

と、話が逸れていますが、こういった「働く人を大切にする」気配りができる組織は好きです。

とまあ、ざっくりこんな感じで2回目の基地モニター研修は終わりですが、各基地への移動は航空自衛隊さんのマイクロバスで移動です。なので、移動中の燃料費は国費で移動しているという事ですね。(食事は毎回自費ですよ)んで、基地モニターは周辺地域の代表者として参加しているので、国費を使って見学をしている以上、思った事や感じた事は周知や意見の義務もあると勝手に解釈しているので、今回の研修で感じた事を少し。

@ 整理・整頓は流石です。
A 各基地で概要説明を受けますが、市町村の概要説明は不要だと思います。その分、基地任務の詳細説明に時間を充ててもらいたい。
B 専門用語で説明しすぎです。一般市民に説明する事が任務ではない事は判りますが、基地モニターが完全「???」ってなっているのは如何かと。とくにアルファベットでの省略部署名・機材名なんて理解出来るはずがないです。事前に説明用の資料を配布された上で説明するならともかく、モニターだけの説明で省略語はちょっと・・・ という訳で、基地モニターに意見を求めるなら、基地モニターの立場に立った説明の仕方を求めます。
という事を、次回、那覇基地司令にお会いした時にお話するつもりです。

次回は、6月に那覇基地見学との事なので、もう一つの目的である「緊急搬送」関係の説明が聞けるか楽しみです。

最後に各基地にあるミニチュアシリーズ。
コレ、けっこう精巧に出来ていて、見るのが楽しみだったりします。
IMG_2602.JPG






posted by 匹田こもり at 10:39| Comment(0) | 基地モニター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月26日

基地モニター体験記


過去記事 航空自衛隊那覇基地モニターになりました
で書いた通り、基地モニターの委嘱式に出席してきました。
その際、基地内見学や基地司令を含めた基地幹部の皆様との会食もありましたのでその模様を記事にします。

基地モニターは毎年募集をしていますので、次年度以降に基地モニターに応募を検討されている方の参考になれば幸いです。

委嘱式の案内は3月頭ごろに電話で連絡があり、その際に委嘱式の日時を告げられ、出席の可否を聞かれました。
その後、郵送で出席の案内。そして委嘱式の一週間前ぐらいに電話での最終確認がありました。
昔のイメージだと、国の機関の電話応対に良い印象はなかったのですが、航空自衛隊那覇基地の方は丁寧な対応で好感が持てました。余談ですが、本業の方で那覇地方法務局供託課を利用した際も、こちらはまったくの無知状態にもかかわらず、ものすごく丁寧に親身になって対応して頂けました。国の機関も変わりつつあるのかもしれませんね。

当日、集合場所に行くとお迎えのマイクロバスが出ていて、基地の中の移動はすべてこのマイクロバスでした。
なので、赤嶺駅で降りて徒歩で参加しても問題なさそうですね。

さて、マイクロバスはとある会議室に到着します。
そこで年間の大まかなスケジュールや那覇基地の概要等々の説明をうけた後、那覇基地司令のいる本庁舎に移動します。

航空自衛隊那覇基地は、予算の問題もあるかとおもいますが、それぞれの建物の外観は老朽化により、お世辞にも綺麗だとは言えませんが、内側は清掃が行き届いていたのが印象的です。
本庁舎はおそらく増築されたのでしょう、他の施設にくらべ明らかに年数が違いました。
しかし、屋内は共通して綺麗に清掃が行き届いています。

実は、基地モニターとして勉強しようとしていた部分の一つが”整理整頓”です。
なので、いやらしい話ですが細かい部分に目がいっちゃいまして・・・
しかし、流石に清掃が行き届いていますね。

非常に高価な装備品を扱っているので事故には最大限の注意を払っているものと思います。
「事故やミスを未然にふせぐには整理整頓から」という話を聞きますが、こういった部分に現れているのかもしれません。が、しかし、勝手な思い込みなので次回確認してみます。

ところどころ脱線しますが、そんなこんなで基地司令から委嘱状を一人ずつ手交されます。
ここで基地モニターも自己紹介。ミリタリー関係のモニターなので男性が多い印象だったのですが、女性の方も多くいらっしゃいました。

だいたいここまでが儀式的なアレで、ここから基地見学ぽい内容に移ります。
この後、さっそく航空機の格納庫に案内されてドーン!と出てきたのがコレ。
f15.JPG
F-15戦闘機ですね。
初飛行から30年以上経過しているのに、魔改造近代化改修により第5世代と対抗できるらしいですね。
ところでこちらの基地司令官はF-4パイロットなのですが、最近F-15のライセンスを取得したと伺いました。
「ん?基地司令が新たにライセンスとって意味があるのかな?」と広報の方にやんわりと聞いたところ、「航空司令はイザとなれば先頭に立って指揮に当たる。なので航空司令か副司令職はパイロットが拝命する」旨のお話が聞けました。たしかに那覇基地はF-4の配備はないですね。なので、イザというとき飛べるようにF-15のライセンスが必要なんですね。基地のトップが最前線に出る前提という事は、指令機能のバックアップも構築されているということなんでしょうね。しかし、普通の組織では考えられない・・・

後は会食したり、基地内の購買施設を見学したりと、研修・見学的に内容は薄かったのですが、まあ、委嘱式がメインですからね。

次回は沖縄南部のガメラレーダー基地を研修との事です。
posted by 匹田こもり at 12:17| Comment(0) | 基地モニター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月23日

航空自衛隊那覇基地モニターになりました


基地モニター?なにそれ?
と思う方がほとんどだと思います。
私も2015年1月までこの単語を知りませんでした。

んで、基地モニターとは何ぞや?
の説明ですが、ざっくり簡単にいうと「基地の周辺に住んでる人が、基地の見学、イベントへの参加を通して気がついた事を基地司令に意見する」という内容です。
こんな簡単に書くと「誰でもできるの?」との疑問が生まれてきますが、半分正解です。
基地モニターは、基地が応募期間を設定し、期間中に応募した中から選考され委嘱されます。
そして応募には条件があり「公務員はダメ、現職の議員もダメ、日本国籍持ってる人」だったと思います。
(その他細かい条件もあったかと思いますが忘れました。)

今回は航空自衛隊那覇基地がモニターを募集していたので応募したわけです。

その基地モニターの委嘱式(任命式)をするので来てくださいね〜
と連絡があったので、航空自衛隊那覇基地にホイホイ出向いた訳ですよ。
そして、今後はその内容をブログに書いていくという訳ですよ。
ただし、基地内の写真は勝手に取れないので画像は少なめになりそうですが、もともと画像の少ないブログなので気にしない事にします。
(今後掲載する写真は全て許可を得ているものです。)

一応、応募した動機も書いておかないといけないですね。

匹田が社畜をしている会社の労働組合の関係で、反戦・平和活動の団体との窓口をやっていた時期がありまして、その関係で県民集会とか米軍基地包囲とか平和行進とかのお手伝いをしていたのですね。
んで、こういうネタを書くときは、自分のポジションを明確にしておかないと、いろんな所から突っ込まれる可能性があるので、考え方を示しますが、私の”米軍基地”に対する考え方は下の論文に近いです。

在沖米軍基地に関する誤解
http://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/chian/news/documents/wayaku.pdf
(米国知識層に向けて、沖縄県が2012年に発表した論文の和訳です。)
*記事を書いていた当日に”ず”さんツイートで発見。ナイスタイミングです。

ちと脱線していますが、そういう団体との窓口をしていると、いろんな方と関わる訳でして
反戦平和活動なのに天皇制の話を持ち出してくる団体とか、米軍基地の話をしているのに自衛隊基地の話を出してくる団体とか。

んで、ずっと気になっていたのが「米軍基地も出て行け、自衛隊も出て行け」の主張でして。
”基地・兵器を所有”という一括りで考えているの如何なものかと思っているのですが・・・

それで、昨今の隣国との緊張状態や災害時の自衛隊派遣、島嶼県での救急医療の状況を自分の目で確認するために応募した次第です。

という訳で、一年の任期で数回の活動があるようですので、その都度ネタにさせていただきます。



posted by 匹田こもり at 08:08| Comment(0) | 基地モニター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする